記事

根管治療後の歯の寿命

米国インディアナ大学の研究結果によると、根管治療後の歯の平均生存期間は11.1年であることがわかった。ただし、根管治療後すぐにクラウンを装着した歯は20.1年であったのに対し、根管治療後に補綴充填処置を行わなかった歯は6.5年であった。
歯の生存期間に関係する優位な予測因子としては、葉の種類(切歯、犬歯、小臼歯、大臼歯)や保険加入の有無、住んでいる地域、根管治療後から補綴物装着までの時間などがあげられている。

このことから、おおきな咬合力のかかる臼歯部や、歯冠破折によって根管治療になった歯には、適合の良いクラウンを装着して、メンテナンスしていくことが歯の寿命を伸ばすためには、必要と考えられます。