この記事の著者・監修者
院長:戸梶 仁聡(とかじ ひろあき)
歯科医師になって30数年間、自分の理想とする【患者さんのための歯医者】を求め続けてここまでやってきました。
資格・所属学会
- 日本矯正歯科学会認定医
- 歯学博士
- 上智大学カウンセリング研究所認定カウンセラー
- NCC認定カウンセラー
- 日本矯正歯科学会
- 日本歯周病学会
- アメリカ歯周病学会
矯正歯科治療は公的健康保険適用外の自費(自由)診療です。
矯正歯科治療の一般的な治療期間は2〜3年間、通院期間は24〜36回です。
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矯正治療には以下の一般的なリスク・副作用があることをご理解ください。ただし、全てのリスクや副作用が生じるわけではありませんので、ご心配な場合はお気軽に矯正医までご相談ください。
■矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
• 矯正歯科装置装着後に違和感、不快感、痛みなどが生じることがあります。一般的には数日間~1、2週間で慣れてきます。
• 歯の動き方には個人差があります。そのため予想された治療期間が延長する可能性があります。
• 矯正歯科装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正歯科治療には患者さんの協力が必要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
• 治療中は矯正歯科装置が歯の表面に付いているため食物が溜りやすく、また歯が磨きにくくなるため、むし歯や歯周病が生じるリスクが高まります。したがってハミガキを適切に行い、お口の中を常に清潔に保ち、さらにかかりつけ歯科医に定期的に受診することが大切です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
• 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。
• ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
• ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
• 矯正歯科装置などにより金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
• 治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの顎関節症状が生じることがあります。
• 治療の経過によっては当初予定していた治療計画を変更する可能性があります。
• 歯の形の修正や咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
• 矯正歯科装置を誤飲する可能性があります。
• 矯正歯科装置を外す際にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
• 動的治療が終了し装置が外れた後に、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす必要性が生じる可能性があります。
• 動的治療が終了し装置が外れた後に保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや咬み合せの「後戻り」が生じる可能性があります。
• あごの成長発育により咬み合せや歯並びが変化する可能性があります。
• 治療後に親知らずの影響で歯並びや咬み合せに変化が生じる可能性があります。また、加齢や歯周病などにより歯並びや咬み合せが変化することがあります。
• 矯正歯科治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
歯科医師になって30数年間、自分の理想とする【患者さんのための歯医者】を求め続けてここまでやってきました。
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