根管治療

とかじ歯科の根管治療

当医院には「他の医院で根管治療を何ヶ月も前からおこなっているが改善できない」「根の先を切り取る手術が必要と言われた」「根管治療をしていたが結局抜くしか無いと言われた」「抜歯を勧められたが抜かずに対応できる歯科医院を探している」などのお悩みを抱えた患者さまが多くいらっしゃいます。

当医院では特別な問題が無い限り、根管治療は2~3回の通院で終わります。

根管治療をしていて現状に不満や不安があり困っていらっしゃいましたら、当医院の「根管治療の取り組み」をご覧になり、お気軽にご相談ください。

とかじ歯科医院では根管治療では以下の取り組みをおこない、治療をおこなっております。

患者さんのお話を聴く姿勢

歯科医院でレントゲン、口腔内所見ともに虫歯などの異常は無いと言われたが痛みが続くため当医院へご来院された患者さんがいました。病状経緯、痛む箇所を細かく伺った後に該当箇所をマイクロスコープを使い仔細に観察をおこなったところ破折線が見つかり、治療をおこない改善しました。

このように所見で虫歯、歯周病が見つからなくとも患者さんが訴える事を仔細に聞くことによって原因を特定できる場合もあります。

歯や歯茎の痛みや違和感があり改善できずにお困りでしたら一度お気軽にご相談ください。

マイクロスコープによる原因の特定

マイクロスコープ

問診や打診、レントゲン検査ではどの歯が悪いのか特定できない場合があります。
マイクロスコープを使う事でそれらでは発見できなかった原因を見つけ、治療をおこなう事ができます。

マイクロスコープは拡大鏡よりも高倍率の視野、十分な光を取り入れる事ができます。これにより歯の奥まった部分である根管治療を勘や経験を頼りにおこなうのではなく、目視で確認しながら正確な治療をおこなう事ができるのです。

ラバーダムを使った感染の抑止

根管治療では治療中の歯に細菌を侵入させない事が重要です。
人の唾液の中には多くの雑菌が含まれていて、治療中の歯の中へ唾液が混入し感染するケースもあります。
そこでラバーダムというゴムのシートで治療する歯を完全に隔離し、唾液の混入を防ぎます。

改善せずに当医院へ来院される患者さんの多くはラバーダムを使用しておらず、感染のコントロールが出来ていない状態で薬を過度に使い生体組織を痛めつけている状態でした。
ラバーダムを使い、感染のリスクを減らす治療を強く勧めます。

根管治療事例

  1. 根管治療イメージ穴が3カ所見えますが、両端の穴は神経の管の入り口ですが、中央の穴は間違って開けられたものです。出血が認められます。
  2. 根管治療イメージ2創傷部の消毒を行い、水酸化カルシウムで数日間、感染の除去を行います。
  3. 根管治療イメージ3再来院時に再度消毒を行い、止血していることを確認します。
  4. 根管治療イメージ4創傷部をMTAセメントで閉鎖します。
  5. 根管治療イメージ5その上をレジンで封鎖します。

このように感染の除去を行い、出血をコントロールすることによって、穴をきちんとふさぐことが出来れば、その予後はとても安定しています。

根管治療のよくある質問

根管治療の開始から終了までにかかる期間、費用は1本当たりどのくらいでしょうか?
マイクロスコープを用いての治療は自費診療になり、1時間1万円前後になります。多くの場合は2~3回ですが、こじれていて状態が悪い場合、破折や穿孔などの問題がある場合はさらに治療回数が増えることがあります。
根が割れているので抜かなくてはいけないと言われました。マイクロスコープを使えば残すことが出来ますか?
マイクロスコープを使うことによって、より詳しく正確に状況を判断することは可能ですが、現代の医療技術では、割れた根を一時的に接着することは出来ても、それをずっと維持させていくことは出来ません。歯は噛むという機能をするためのものですので、何十キロという咬合力がかかれば、接着ははがれてきます。
問題は破折ラインにそって感染が起こることで、破折が歯冠部もしくは根尖部に限局している場合は、感染がおこらずに保存することが可能な場合があります。
過去2回ほど根管治療を受けておりますが、どうも痛みが完全に治まりません。しばらくは大丈夫ですが時が経つと痛みます。今は噛めない状 態です。なぜでしょうか?
痛みの原因は細菌感染による炎症によって起こるものがほとんどです。根管治療において、顕微鏡以上に大切なのはラバーダムです。これをきちんと使用し、新たな感染を防いで治療すれば、治療後に痛みが出ることは根尖病巣が急性化する場合を除いてほとんどありません。