矯正歯科


矯正歯科治療について


矯正歯科治療は公的健康保険適用外の自費(自由)診療です。

矯正歯科治療の一般的な治療期間は2〜3年間、通院期間は24〜36回です。

矯正治療の流れ


  • 1

    矯正相談
    お困りの問題や治療に関するご質問・ご相談などを詳しくお聞きします。
  • 2

    矯正検査
    適切な矯正治療を行うためには、不正咬合の状態をもたらしている原因がどこにあるのかを正確に把握した上で、それらの情報をもとに的確な診断を行い、治療計画を立てる必要があります。
    この検査を受けていただくことで、最良の治療開始時期、治療方法、治療期間、治療費用などが具体的にご呈示出来るようになります。 お口の状態を正確に把握するためには、次のような資料をとらせていただくことが必要となります。
    1. 1.頭部X線規格写真(セファロ)
    2. 2.歯のレントゲン写真(デンタル)
    3. 3.噛み合わせの模型
    4. 4.口腔内写真・顔面写真

    検査には1時間から1時間半ほどお時間をいただきます。
  • 3

    検査資料の分析と治療計画の立案
    検査資料をもとに、骨格の形態(上顎前突・下顎前突・上下顎前突・開口など)や、歯の状態(虫歯・歯周病・根の病気・本数の異常・形態の異常・位置など)、顎の状態(大きさ・形態など)、口元の状態などの分析を行い、その結果に基づいて良好なかみ合わせの状態を作っていくための慎重な計画を立てていきます。
  • 4

    検査結果と治療プランのご説明
    検査によって得られたレントゲン写真や模型、検査結果などを見ていただきながら、今のお口の状態とかみ合わせの問題点を患者さんにお伝えします。
    次に、問題の改善のために必要な治療方法と治療時期、治療期間、治療料金などについてお話しいたします。
    治療方法は一つだけではありませんので、患者さんひとりひとりのニーズに合わせて、治療方法をご相談して決めていきます。
    こうして、受けていただく治療方法や、目的をご理解いただいた上で、治療を始めるかどうか決めていただくようにしています。
    ご説明には30分ほどお時間をいただき、検査診断費用として52,500円かかります。
  • 5

    矯正前準備
    治療に入る前に、虫歯や歯周病、根の病気の治療をしていただきます。
    矯正治療は年単位の長い治療期間を必要としますので、その間に問題が起こらないように、前もってきちんと治しておくことが重要です。 治療開始時期までしばらくお待ちいただく場合は、定期検診にてお口の状態を管理させていただきます。
  • 6

    矯正動的治療開始
    矯正を始める準備が整いましたら、治療計画に従って矯正装置の製作、装着、必要に応じて歯の抜歯処置を行います。
    矯正のための抜歯処置は自費となり、1本5,000円かかります。
    矯正装置が入って歯を動かし始めるまでは、毎週来院していただきますが、それ以降は原則月1回の来院となります。
  • 7

    保定治療開始
    歯並びが良い状態になりましたら、保定装置(リテーナー)の型を採らせていただきます。
    動かした歯の位置が安定するまでには、まだ1年以上の期間が必要となります。
    その間せっかく治した歯並びが、元に戻ってしまわないように保定装置を使っていただくことになります。 保定装置が入ってからは、半年に1度チェックに来ていただくようになります。
  • 8

    資料採得
    動的治療が終わりましたら、再度資料を採らせていただき、どのような変化があったのかをチェックいたします。
  • 9

    保定治療終了・完了資料採得
    動かした歯の位置が安定し、保定装置もはずすことになりました。
    これで長くかかった矯正治療がようやく終わりになります。 最後に完了資料を採らせていただいて、治療は終わりになります。

一般的なリスクや副作用について


矯正治療には以下の一般的なリスク・副作用があることをご理解ください。ただし、全てのリスクや副作用が生じるわけではありませんので、ご心配な場合はお気軽に矯正医までご相談ください。


■矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について


• 矯正歯科装置装着後に違和感、不快感、痛みなどが生じることがあります。一般的には数日間~1、2週間で慣れてきます。

• 歯の動き方には個人差があります。そのため予想された治療期間が延長する可能性があります。

• 矯正歯科装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正歯科治療には患者さんの協力が必要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。

• 治療中は矯正歯科装置が歯の表面に付いているため食物が溜りやすく、また歯が磨きにくくなるため、むし歯や歯周病が生じるリスクが高まります。したがってハミガキを適切に行い、お口の中を常に清潔に保ち、さらにかかりつけ歯科医に定期的に受診することが大切です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。

• 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。

• ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。

• ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。

• 矯正歯科装置などにより金属等のアレルギー症状が出ることがあります。

• 治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの顎関節症状が生じることがあります。

• 治療の経過によっては当初予定していた治療計画を変更する可能性があります。

• 歯の形の修正や咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。

• 矯正歯科装置を誤飲する可能性があります。

• 矯正歯科装置を外す際にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。

• 動的治療が終了し装置が外れた後に、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす必要性が生じる可能性があります。

• 動的治療が終了し装置が外れた後に保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや咬み合せの「後戻り」が生じる可能性があります。

• あごの成長発育により咬み合せや歯並びが変化する可能性があります。

• 治療後に親知らずの影響で歯並びや咬み合せに変化が生じる可能性があります。また、加齢や歯周病などにより歯並びや咬み合せが変化することがあります。

• 矯正歯科治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。

とかじ歯科医院院長:戸梶 仁聡のプロフィール写真

この記事の著者・監修者

院長:戸梶 仁聡(とかじ ひろあき)

歯科医師になって30数年間、自分の理想とする【患者さんのための歯医者】を求め続けてここまでやってきました。

資格・所属学会

  • 日本矯正歯科学会認定医
  • 歯学博士
  • 上智大学カウンセリング研究所認定カウンセラー
  • NCC認定カウンセラー
  • 日本矯正歯科学会
  • 日本歯周病学会
  • アメリカ歯周病学会

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診療時間: 10:00~13:00 / 14:00~18:00

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